検診を受けると「精密検査を受けてください」との指示を受け取る事があります。検診の場合、無症状な分、余計に不安になるかと思います。その受け止め方とどうしたら良いかについてのお話しです。
要精密検査の指示の意味には、「良性と考えられるけれどもがんが否定できないので追加の確認が必要です。がんが疑わしいので詳しい検査が必要です。あるいは、ほぼがんに間違いないのできちんと話を進めてください。」といった場合まで広い範囲が含まれます。(詳しくは、カテゴリー判定の意味(2023.6.29ブログ)を参考にしてください)
一般に1000人の検診受診者で、乳がんが3人見つかるとして、精密検査50-60人とすると、実際にがんであるのは精密検査の20人に1人ほどの確率です。要精密検査イコール乳がんではない事、仮にがんであったとしても早期発見は治る確率が高い事を理解しておいてもらいたいです。
精密検査は、乳腺科あるいは乳腺外科が窓口になります。「精密検査を受けてください」の指示があった時には、『冷静になって、必ず精密検査を受ける事』が大切です。
受診にあたって必要な事については、次のブログでお話しいたします。