乳房の病気

● 乳房に「しこり」のようなものを感じる

● 乳頭から「分泌物」が出ている

● 乳房の皮膚に「くぼみ」や「引きつれ」がある

● 乳房・乳頭に「湿疹」や「ただれ」がある

●「乳頭が陥没」してきた

● 左右の「乳房の形が非対称」になった

日本では、女性の約9人に1人が乳がんになるといわれています。

乳がんは、早期発見・治療できれば、予後のよいがんとして知られています。だからこそ、常日頃からセルフチェックを習慣化し、乳がん検診を定期的に受けることがとても大切です。

下記のように、乳がんと似た症状をもつ乳房の病気があります。気になる症状がありましたら、乳がんとの鑑別をするために乳腺専門医にご相談ください。

● 乳房や周囲の痛み
● 乳房の違和感
● 乳房の張り
● 乳頭からの分泌液
● 乳房のしこり

女性ホルモンのバランスが崩れたりすることで起こる、乳腺の生理的な変化と考えられています。

● 乳房のしこり

10～30歳代の女性に多い、乳房に「しこり」ができる病気です。

ほとんどがん化することがない良性腫瘍です。

● 乳房のしこり

乳房の「しこり」として見つかることが多く、線維腺腫とよく似ていますが、しこりが急速に大きくなるのが特徴です。

良性の場合も悪性の場合もあります。

切除手術が必要なため、できるだけ早く乳腺専門医による診察を受けましょう。

● くりくりして境界がはっきりした乳房のしこり

● 乳房の張り

● 圧迫痛

乳管の中に分泌液がたまっている状態です。

嚢胞そのものは異常ではなく、正常のバリエーションの範疇と考えられています。

● 乳頭からの分泌液
● 乳房のしこり

母乳の通り道である乳管にできる良性腫瘍です。

● 乳房の痛み
● 乳房の熱感、発赤、腫れ
● 乳房のしこり
● 乳房が硬くなる
● 母乳が黄色味を帯びている
● 発熱、関節の痛み、悪寒、頭痛、倦怠感　など

授乳期やそれ以外の時期にも、乳腺に炎症を起こすことがあります。

母乳が乳腺や乳管内に溜まってしまうことで起きる場合や、細菌感染によって起きる場合があります。

炎症で起こる痛み、発熱などの症状は、お薬で緩和できます。

乳腺内に膿が溜まってしまった場合は、必要に応じて切開・排膿などの処置を行います。