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お知らせ

葉状腫瘍 (Phyllodes Tumor) って?

葉状腫瘍は結合織性および上皮性混合腫瘍に分類される腫瘍で、同系統の線維腺腫(管内型)に似た組織像を呈しますが、結合織(間質成分)の増生が強く、臨床的には境界明瞭で円形〜分葉形の大きな腫瘤を形成します。多くは良性ですが、腫瘍境界・間質の細胞密度・間質細胞の異型・間質における核分裂像の頻度・間質の過剰増生・悪性異所性成分によりグレーディングし、良性、境界病変、悪性(間質細胞の肉腫化)に分類されます。間質成分の優勢な増生・拡大により、圧排された管腔に裂隙が生じて、間質の増殖部位の顕微鏡像が葉っぱ様に見えることから葉状腫瘍と言われています。

超音波検査でも線維腺腫と似た所見を呈しますが、組織上の腺管腔の裂隙部分がスリット状に見えることがあります。また、間質細胞の増生を反映してカラードプラでは豊富な血流が観察されます。臨床的に3cmより大きい円形〜分葉形の境界明瞭な腫瘤(線維腺腫は3cmを超えることは少ない)、短期間での増大、内部のスリット構造、豊富な血流観察の場合には、線維腺腫より葉状腫瘍を疑います。細胞診や針生検でも推定はできますが、確定診断は困難です。

臨床的に疑った場合には、周囲に同様の小病変がないかの確認をしっかりした上での完全切除が原則となります。切除検体を全割した顕微鏡検査で最終診断が得られます。


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