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お知らせ

新しい治療選択肢 パルボシクリブ+タモキシフェン

ホルモン受容体陽性HER2陰性の転移・再発乳癌に対する治療において、CKD4/6阻害薬のパルボシクリブ(商品名イブランス)とホルモン療法薬のタモキシフェンの併用療法が新たな治療選択肢となりました。

パルボシクリブはこれまで、閉経後に使用されるホルモン療法薬のレトロゾールまたはフルベストラントとの併用投与については承認されておりました。

パルボシクリブとタモキシフェンの併用投与は、プラセボとタモキシフェンの併用投与と比較する臨床試験(PATHWAY試験)の結果、統計学的に有意かつ臨床的に意味のある無増悪生存期間(PFS)の延長を示し、臨床的有用性が示されたことなどから、2024.1に添付文書の改訂となりました。

28日を1サイクルとして、パルボシクリブは125mg/日を21日間内服・7日間休薬、タモキシフェンは 20mg/日を28日間内服します。

日本の保険診療において、治療の選択肢が増えたことは大きな意義があると考えます。


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