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お知らせ

マンモグラフィのブラインドエリア

  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

マンモグラフィでは、乳腺組織が十分に描出されず、病変が欠像となってしまうブラインドエリアという領域があります。

乳房内の全ての乳腺組織が撮影範囲内に入れて病変が描出されるように的確なポジショニングをとって四角い形状の圧迫板で乳房を挟んで撮影するのですが、胸壁が立体的に湾曲しているため、どうしてもブラインドエリアが生じてしまいます。ブラインドエリアに病変が存在していた場合には欠像となり、認識ができないことになります。

通常の撮影方法としては、縦と横の2方向での撮影を行います。これは、病変の描出漏れ避ける、重なりによる病変の存在の不確からしさを排除する、位置情報がわかるといった意味があります。最もブラインドエリアの少ないMLO撮影(内外斜位方向)とそれを補完するCC撮影(頭尾方向)の2方向撮影が標準です。

ブラインドエリアの生じやすい位置として、MLO撮影では、乳房の上外側は描出し易いのに対して、固定組織で可動性のない乳房の上内側や下内側が該当します。CC撮影では、乳房の上部と内側と外側が該当します。MLO撮影を補完する意味で、内側は確実に描出する事が大切です。外側が欠ける場合はXCC撮影(外側強調)を追加します。

乳房の上内側部(鎖骨の下〜胸骨の傍ら辺り)は、ブラインドエリアとなりやすく、注意が必要です。狙って上内側を撮影する時には、SIO撮影(上外下内斜位方向)が向いています。

高濃度乳房などの乳房構成に関わらず、良いポジショニングで撮られた最大限の画質の写真でも、病変が認識できないことがあります。そのため、超音波検査で補完したり、ご自身での日頃のブレストアウェアネスによる気付きが大切になります。


 
 
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