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お知らせ

乳がん治療で広がる「CDK4/6阻害薬」の使い方

11 分前
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がん細胞の細胞分裂の仕組みを抑える「CDK4/6阻害薬」に、パルボシクリブ(イブランス)とアベマシクリブ(ベージニオ)があります。2026年9月、この2つの薬について、相次いで使用できる患者さんの範囲が広がりました。

これまでパルボシクリブは、主に「ホルモン受容体陽性・HER2陰性」の進行・再発乳がんに使用されてきました。今回、「ホルモン受容体陽性・HER2陽性」の手術不能または再発乳がんについても、化学療法による導入治療を行った後の維持療法として使用できるようになりました。この治療では、抗HER2薬(トラスツズマブ±ペルツズマブ)とホルモン療法に、パルボシクリブを加えます。PATINA試験では、この3種類の治療を組み合わせることで、抗HER2薬とホルモン療法だけの場合と比べ、病気が進行したり亡くなったりするリスクが24%低下しました。

アベマシクリブ(ベージニオ)は、ホルモン受容体陽性・HER2陰性乳がんの術後薬物療法で使用されています。これまでは、再発リスクが特に高い患者さんを対象とするmonarchE試験の「コホート1」(リンパ節転移4個以上、腫瘍径5cm以上か組織学的グレード3でリンパ節転移1-3個)に該当する患者さんでした。今回、その対象が「コホート2」に該当する患者さんにも広がりました。具体的には、腋窩リンパ節への転移が1-3個あり、コホート1の条件には当てはまらないものの、手術前の原発腫瘍でKi-67が20%以上だった患者さんが対象となります。これにより、再発を抑える目的で治療できる患者さんの範囲が広がりました。

今回の適応対象拡大によって、これまで治療の対象にならなかった一部の患者さんにも、再発や病気の進行を抑えるための新たな選択肢が加わったことになります。


 
 
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